「たのしい河川じき」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

久しぶりの、いい天気。

はや坊、ちょっと遊びに行こうか。

という事で、河川敷のグランドに来た。

この河川敷グランドには、時々遊びに来る。

いつ来ても人があまりいなくて、安心してはや坊と遊べるのだ。

もちろん長いリードでつないでいる。

遊ぶといっても、ボールやフリスビーを使うわけではない。

ただ走り回るだけなのだ。

でも、案外はや坊はそれが好きみたいだ。

いつも感心するのは、リードの長さがしっかりわかっているということ。

リードの長さギリギリのところでターンして、グンッと首がひっぱられるのを回避している。

夢中になっているように見えても、私との位置関係をしっかり把握しているのだ。

犬ってすごいな。

ぐるーっと河川敷をまわる。

最初、全力で走り回りながらついてきたはや坊も、もとの場所に戻るころにはジョギング程度になっている。

はや坊よ、落ち着いて川でもながめてみようじゃないか。

天気もいいし、ゆったりとした川の流れがとても心地いい。

たまにはこんなのもいいじゃないか、なぁはや坊よ。

あらら。

川の流れが速いか遅いかなんて、はや坊にはどうでもいいこと。

それよりも、遊ぶことと食べることのほうが、重要なのだそうだ。

あのな、はや坊、世の中には侘び寂びというものがあって・・・まぁいいか。

帰り道、この近くに新しくできたラーメン屋に、行列ができていた。

いつか行かねば。

どんどはらい。


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――あとがき

結局、はや坊もおんちゃんも、「素敵なものより美味しいもの」ということみたいです。


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