こんにちは、おんちゃんです。
ここは、とある骨董屋。
ケチな旦那と丁稚奉公がおりました。
すると、突然雨が降ってきて・・・
「いやーまいったな、ちょっと軒下借りるぜ。」
雨宿りに来たのは、何ともあつかましい男。
「ちょっと悪いんだが、軒下借りたついでに、傘を貸してはくれねぇか?」
素直なはや坊は、近くにあった旦那の蛇の目傘を貸してやりました。
『知らない人に、買ったばかりの上等の蛇の目を貸したって!?ばかだねぇ』
『そういう時はだねぇ・・・「傘はみんな使っちゃって、バラバラになって使い物にならないから、焚き付けにするので物置へ放り込んである」と、断るんだよ。』
あくる日になって、また店番をしていると、近くの長屋のおばさんが飛び込んできて・・・。
「家ん中で、ネズミが暴れて困ってるんだよ」
『猫をバラバラにして焚き付けにしたら、かわいそうじゃないか。』
『そういう時はだねぇ・・・「猫なら、サカリがついてとんと家に帰らなかったが、久しぶりに戻ったと思ったら、腹をくだして、そそうがあってはならないから、またたびをなめさして寝かしてある」と、断るんだよ。』
あくる日になって、また店番をしていると、お客さんが来て・・・。
「この店の旦那は、確かな目を持っていると評判だとか。」
そんなある日、また店番をしていると、上方訛りのお客さんが来て・・・。
つづく。
――あとがき
さぁ、こんな調子のはや坊、上方からのお客さんにちゃんと対応できるのでしょうか?
コメント
おんちゃん、こんにちは
落語の匂いがします(笑)
おんちゃん、落語好きなのですよね。
私も好きで、たまに聞きに行きます(^-^)
おしげさん、こんにちは。
落語大好きです。
「落語をベースにした投稿って、どうなんだろう?」とちょっと迷いがあったのですが、喜んでもらえてうれしいです。
安心して、これからもちょくちょく書きます。
ありがとうございました。