こんにちは、おんちゃんです。
たまには、こんなのも、いかがでしょうか?
むかしむかし、人々がまだ「ちょんまげ」を結っていたころのお話です。
あるところに、一人の男と一匹の犬がおりました・・・。
おらは、はや坊。
おんちゃんと一緒に、夜鳴きそばをやっている。
ある日、おんちゃんが風邪をひいてしまった。
「なぁはや坊、休んでしまうと、いつも来てくれてるお客さん達にも悪いから、今日はお前がやりなさい。」
「さぁ、まずは掛け声だな、私に続いてやってみなさい。」
「おーーーそばーーー。」
『うぉーーーん』
「さぁ、次はおそばの作り方だ。」
「おそばは、湯につけて八つ数える。」
「汁は、常にあったかくしておくようにな。」
「まぁ、どうにかなるだろ。」
うまくやんなさいって、おんちゃんも、ずいぶん簡単に言ってくれるもんだよ。
つづく
―― あとがき
あまり人には言ったことありませんが、実は私、江戸っ子にあこがれておりまして、落語も大好きです。
さて、はや坊は、ちゃんとそばを売ることができるのでしょうか?