こんにちは、おんちゃんです。
八丁堀の旦那を怒らせてしまったはや坊、さてどうなりますか。
『ふざけてないで、さっさと作れ!この犬そば屋。』
へぇ、ただいま。
なんでぇ、そんなに怒んなくたっていいじゃねーかよ。
『なんか言ったか!?』
いえいえっ、なんにも。
へい、おまちどう。
『やっとできたか、まったく・・・。』
『いい加減にしろ!この犬そば屋!!』
『さっきからバカにしおって!!叩き斬ってやる!!!』
うわー!ちょっちょっちょっちょっと待ってくだせぇ!!
これは・・・ あのー・・・ そうっ!あっしが悪いんじゃございません。
『なにぃー?。』
こっ・・・このそばが悪いんでごぜーます。
『そばが悪いだと?』
へぇ、地面に落ちればいいものを、旦那に向かって飛んで行った、このそばが悪うございます。
『たわけたことを、それでは貴様、このそばを俺にどうしろと言うのだ!?』
へぇ、
――あとがき
このお話は、古典落語の「おすわどん」をもとに、はや坊にあわせてアレンジさせていただきました。
当たり前の話ですが、全てフィクションです。
小さなころ、笑点で歌丸師匠が「おすわどん」を演じているのをみて、「なんと切れ味のあるサゲだろう!!」と感動したのを憶えています。
たまには、こんなのもいいかなと思って書きました。
いかがでしたでしょうか?