こんにちは、おんちゃんです。
今回は、私が山で経験した、ちょっと不思議な話を紹介したいと思います。
はや坊は、登場しませんが、ご了承ください。
それは、今から6~7年前の初秋の事でした。
私は、「松くい虫」の被害状況調査の作業をしていました。
ちなみに、「松くい虫の被害調査」とは、以下のような作業内容になります。
●「計測係」数人と、「記録係」一人という構成で行う。
●対象となる山の指定された範囲を、一定間隔で歩きまわり、松くい虫にやられている松の木を探す。
●見つけたら、ナンバーの付いたテープを貼り付け、ナンバーと木の太さを記録係の人に大声で伝える。
●目印として、派手な色のテープを巻く。
●すっかり朽ち果てている松には、スプレーで×印を付ける。
この調査結果をもとにして、実際の駆除作業が発注されます。
ついでに説明しますと、駆除作業とは以下のような作業内容になります。
●対象となる範囲を歩きまわり、目印のついた木を探す。
●ナンバーのテープをはがし、伐倒する。
●ナンバーのテープは、しっかり保管しておく。
●伐倒した木を1~2メートルくらいに切り、きれいに積む。
●×印の場合、これで終了。
●×印じゃない場合、薬品を塗布し、ビニールをかぶせ、隙間の無いように土をかぶせる。
この時に、ナンバーのテープで、進捗状況などを管理します。
あれ?話がずれてる。
閑話休題。
さて、この「松くい虫の調査」をしている時の話です。
私は、ベテランたちに混ざって、「計測係」をしていました。
山によっては、朝入ったら夕方まで出てこられない場合もあって、その時も弁当を持って山に入っていきました。
お昼の時間になって、弁当を食べるのにちょうどいい場所を探していると、「枯れて折れた」細い木がありました。
その、折れた木の先っちょに、アマガエルが、寝ていたのです。
ちょうど、パイルダーオンの状態でした。
ちょっとイタズラしたくなって、木をゆすってみました。
それでもカエルは起きません。
ちょっと強くゆすってみました。
それでもカエルは起きません。
ちょっと意地(悪魔?)になって、
だいぶ強くゆすってやりました。
すると、やっと起きて跳んで逃げていきました。
さて、意地悪な一面を見せたおんちゃん、この後、ちょっと不思議な目にあいます。
つづく。
――あとがき
「カエルが寝ているかどうかわかるの?」という疑問が出るかもしれませんが、なぜかその時は「寝てる」と感じたのです。
イタズラも、度を過ぎるといけません。ちょっとゆすったところでやめておけばいいものを・・・。