「宮古へ里帰り」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

去年の年末に、宮古へ里帰りした。

今回、おばちゃんは仕事の都合で来られず、はや坊と一泊二日の旅となった。

実家では、両親や兄妹、姪っ子たちと楽しく過ごした。

親戚や同級生とも、久しぶりに会って話をした。

実家は新築なので、粗相のないように、

あわただしいながらも、充実した里帰りだった。

私が生まれ育った実家のあたりは、現在こんな状態になっている。

畑の隣に大きな欅が2本生えており、ロープを結んでブランコにして遊んだものだった。

津波に流されずに残っていて、実家のあった場所の目印になっていたのだが、いつの間にか切り倒されて無くなっていた。

「お父やん」が瓦礫のなかから探しだしてきた、「わが家に代々伝わるお稲荷さん」は、

「伝説の白ギツネ」の巻 参照)

ちなみに、「お父やん」は位牌もすべて探しだしており、ちゃんと新しい家の仏壇に祀ってある。

「お兄やん」も、自分の趣味で集めていたものなどを探した。

どれだけ見つかったのかわからないが、その辺りには私が保管してもらっていた「手塚治虫全集 全300巻」が、大量に散らばっていたそうだ。

実家のあった場所は、ちょうど湾になっている所の正面で、集まった海水がそのまま真っすぐ全ての建物を山まで押していった。

海から山まで数キロあるが、田んぼが多く平らな場所だった。

そのため、家の並んでいた通りに押されて行って、そのまま瓦礫になっていたという。

この辺りだけでも、目に入る場所はすべて被害を受けている。

それも、甚大な被害だ。

こんな状況が、東北の太平洋沿岸全てにおきたのだ。

あらためて、とんでもないことが起こったんだと、痛感させられる。

しかし、どんなに姿が変わっても、ここは宮古。

私の故郷だ。

私から宮古弁が消えることも無い。

とにかく、みんな元気なので、ホッとして宮城に帰る。

毎年そうなのだが、今回は特にバタバタしていた。

そして、

「宮古でのミッション」の巻 参照)

(訳 おとこわらす:男の子)

どんどはらい。


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――あとがき

道路状況もよく、快適なドライブでした。

はや坊は、ちょっと疲れ気味でしたが、ずっといい子にしていました。

次に行く時は、もっと休憩をとってあげなきゃ・・・。


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