「いも俵(其の弐)」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

三丁目の木綿問屋に、泥棒に入る計画をたてた頭領とはや坊。

さて、そううまくいきますかどうか・・・。

前回までのお話

「いも俵(其の壱)」の巻

さっそく「いも俵」の中に、はや坊を隠れさせて、頭領は三丁目の木綿問屋に急ぎます。

はや坊は、気持ちが悪くなるのをガマンしました。

車酔いならよくあることですが、「俵酔い」とは、なかなかあることじゃありません。

さて、店の前にきた頭領は、「カクカクシカジカで・・・それじゃごめんなすって!!」と、相手の返事も聞くか聞かないかのうちに、サッと走り去りました。

こまったのは、丁稚奉公の「おんちゃ太郎」。

おかみさんに訳を話すと、

「なんだい、面倒なもん押し付けられたねぇ。」

「そのままにしておいて、無くなったりしたら面倒だ、土間にはこんどいとくれ。」

そう言われて、おんちゃ太郎がいも俵をはこぼうとしたその時です。

「おかみさーん、この俵ハクションて・・・」

「なに言ってんだい、そんなわけないでしょ?番頭さんじゃないかい?」

「そうかなぁ・・・?」

「いいから、さっさとはこんどくれ。」

おんちゃ太郎は、ちょっとためしにけとばしてみました。

「おかみさーん、この俵イデって・・・」

「いいから、サッサとはこびな!!」

つづく。

つづきのお話

「いも俵(其の参)」の巻


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――あとがき

計画どおり、三丁目の木綿問屋に入りこんだはや坊。

この後、うまくやれるのでしょうか?


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