「2018 お盆 ~ 宮古さりがたし ~」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

宮古にきて3日目、今日宮城県にかえる。

せっかくだから、はや坊に色んな所をみせてまわろう。

実家のあった場所。

3年間、歩いてかよった高校。

小学校。

同級生は16人。

小学校の校庭。

ここに、仮設住宅があった。

ちょっと遠いけど、いいところに連れてってあげよう。

このおくに、家の山がある。

そこは、「ウスコノサワ」と呼ばれている。

小さなころに、お父やんと、薪にする木を切りにいった。

家に帰ってきたら、ちょうど雨がふってきた。

さて、帰る準備しようか。

じゅうぶんに宮古を堪能したか、はや坊よ。

それじゃ、おばちゃんの待ってる、わが家へかえろうか。

~~~ シトラス・ヒルからの手紙 ~~~

宮古への郷帰り、最終日。

おんちゃんは、思い出の場所を、はや坊と散歩してまわった。

心に棲みつくさまざまな情景は、とても懐かしく、ちょっぴりさびしかったりした。

子どものころ通っていた小学校は、今の実家のすぐ近く。

校庭には、校舎の影が長くのびて、夏草がゆれていた。

ここにはまだ、色んなものがのこっている。

家にもどると、お父やんが高校野球をみていた。

どちらも東北の学校ではなく、注目の選手もいなかった。

おんちゃんは、特に興味なさそうに庭へ出た。

そして、畑のミニトマトをもいで食べる。

「冷えてたらうまいのにな」

そんなことをつぶやきながらも、おんちゃんは6つ食べた。

部屋にもどると、お父やんとはや坊は、野球も見ずに遊んでいた。

試合は、最終回2アウト。

かなりの大差。

そして、最後のバッター。

興味なかったはずのおんちゃんは、固唾を呑んで見守っている。

打った。

セカンドゴロ。

バッターは、思いきり頭からすべりこんだ。

夏が終わった。

荷物やお土産を車に詰めこんで、忘れ物がないか入念にチェック。

お父やんとお母やんは、名ごり惜しそうに、はや坊にちょっかいをかけたり話しかけたりしている。

はや坊を車に乗せ、「じゃあ帰るよ」とおんちゃん。

しかし、そこからなかなか会話が終わらない。

おんちゃんは、車に乗りかけた体勢のままでいる。

昨日あんなに話したのに、話題がつきない。

しばらく話した後、おんちゃんとはや坊は、やっと出発した。

宮古をぬけて山田町に入ると、おんちゃんはおにぎりを取り出した。

お母やんが、「途中で、ハラがへったら食べなさい」と、よこしたもの。

もう食べるのか。

おにぎりをひとくち食べて、おんちゃんはつぶやいた。

「宮古さりがたし。」

おんちゃんは、少しのあいだカーステレオのスイッチを切って走った。

どんどはらい。


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――あとがき

今回は、同級生と飲んで、「たらふく」の中華そばも食べて、だいぶ充実した郷帰りでした。

つぎは、おばちゃんもいっしょにね。


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