こんにちは、おんちゃんです。
令和になって初の年末、みんなで宮古へ里帰りした。
三陸道が、ほぼ完成したので、だいぶ宮古に行きやすくなった。
最高のドライブ日和。
カーステレオのボリュームは、ちょっと控えめに。
鼻歌まじりにハンドルをにぎる。
おばちゃんは、飲み物や食べ物をサポートしてくれている。
そしてはや坊は、後部座席でおとなしくおじゃんこ(おすわり)。
塩釜をすぎて石巻をすぎて、しばらく行くと三陸道は、気仙沼の辺りで、
そしてまた三陸道に乗ると、すぐに岩手県。
少しづつ、宮古が近づいてくる。
うっかり、釜石を通り過ぎて、
そして、宮古へ。
やっぱり、宮古はいい。
~~ シトラス・ヒル からの手紙 ~~
宮古は何も変わらない。
もちろん景色や街並みは、ちょっとづつ変化している。
でも、おんちゃんの中の宮古は、何も変わっていない。
変わったことといえば、みんな年をとっていた。
家族、親戚、ご近所さん、同級生、みんな年をとった。
そりゃそうだ、おんちゃんは、もう50歳間近のおっさんだ。
「あれ?この前まで18だったのにな?」なんてうそぶいてみても、おっさんはおっさんなのだ。
長いこと生きていると、みんな大なり小なり何かしらの問題を抱えるようになる。
とくに、健康面については、気を付けなければいけない。
年も年なので、お父やんとお母やんのことは、心配になったりもする。
「せっかく近くなったんだし、ちょこちょこ宮古にこようかな」
帰り道、おんちゃんはそんなことを言った。
そして「『たらふく』の中華そば食いたいしね」と付け加えた。
おんちゃんはまだ、素直に「家族に会いたい」と言うのが気恥ずかしいようだ。
どんどはらい。
――あとがき
宮古は、秋刀魚も鮭も、近年まれにみる不漁だそうです。
新巻鮭も、とんでもない値段になっているそうですが、それでもいくらかもらうことができました。
大事に食べなければ。