「おばちゃんの、たいせつな友だちへ」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

おばちゃんには、たいせつな友だちがいる。

もともとは会社の後輩だったが、気さくな人柄の彼女は、いつの間にかおばちゃんのたいせつな友だちになっていた。

先日、彼女からおばちゃんへ、久しぶりにメールがとどいた。

話はハッピーな内容ではなかった。

彼女の愛犬が亡くなった。

とても大好きだった、パピヨンのダル。

つらい時、何度この子に救ってもらったかわからない。

たいせつな宝物だった。

おばちゃんは、彼女の話をずっと聞いていた。

おばちゃんには、彼女の気持ちがわかりすぎるくらいよくわかるのだ。

それは、おばちゃんにも、いずれやってくるであろう悲しみだから。

愛犬家のあいだでは、犬が亡くなることを「虹の橋をわたる」と表現するらしい。

きっと誰かが、「あの子が今から行く場所が素敵なところであってほしい」と、願いを込めて考えたのだろう。

ダルは、雲ひとつない青空にあらわれた綺麗な虹の橋をわたって行った。

たくさんの感謝と寂しさを、しっぽに込めて。

彼女が、もとのように元気になるには、もう少し時間が必要だ。

おばちゃんは、彼女の屈託のない笑い声をきける日を、ゆっくりと待っている。

どんどはらい。


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コメント

  1. マーベラス より:

    泣きそう(T-T)

  2. shu より:

    ありがとう!ありがとう!ありがとう!
    あとは言葉になりません。
    おばちゃんの友達&その母より