「白い唐獅子(その3)」の巻


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こんにちは、おんちゃんです。

前回の続きです。(「白い唐獅子」の巻「白い唐獅子(その2)」の巻

「あーぁ、やってらんねぇ。」

がまんしろ。

「あーつかれた、なんかちょっと一杯飲みたくなってきたな。」

酒飲んじまったら、獅子がトラになっちまうだろ、もうちょっとがまんしろって。

「へいへい、わかりましたよ。」

しばらくたって――――

よし、頃合いもいいし、そろそろ始めるか。

「へ?なにを?」

『さーてお立ち合い!!ただ今より草原の王者「唐獅子」と、密林の王者「虎」による、一騎打ちを行います。』

「ちょっとちょっと、何言ってんだよ!!」

『どちらが本物の獣王なのか、とくとご覧あれ!!』

「おいおい冗談じゃねーよ、虎と闘えってのか、一口で食われちまうよ!!」

大丈夫だって、はやの字。

「何が大丈夫だよ、だいたいねぇ草原の王者って、おれは長屋に住んでるんだよ、長屋の王者でもねぇのにさぁ。」

「とにかく出してくれ、食われるのはごめんだ!!」

まぁいいからいいから。

「何がいいんだよ!!ウソだろ!!おーい出してくれー!!」

『東方より、虎の入場ーーー!!!』

「うわー食われる―!!」

「白い唐獅子」の巻

「白い唐獅子(その2)」の巻

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―― あとがき

もとの話は、「動物園」という落語で、はや坊用にアレンジしました。

この話は、上方の噺家が好んで演じており、桂米朝が得意としていたそうです。

はや坊にタテガミがあったら、抜け毛がとんでもないことになっていたでしょう、柴犬で良かった。


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