こんにちは、おんちゃんです。
ある日のこと。
おばちゃんを最寄りの駅まで送っていくことになった。
すると、お出かけを察知したはや坊が、
よし、ついでだから、はや坊もつれて行こう。
そのかわり、車にのる前に、トイレはすませておきなよ、はや坊。
よし、こっちはオーライ。
おばちゃんも、準備OK?
さて、ちょっといそぐよ。
調子よく駅までむかっていると、はや坊の様子がかわった。
クンクンと声を出して、落ち着きがない。
うろうろしたり、顔を出したり、なんだかさわがしい。
すると、いきなりおばちゃんの肩に前足をかけて、ゆさぶってきた。
こんなに切羽詰まったはや坊は、初めてみた。
おおきいほうか?
なんだよ、さっきすればよかったのに。
もうすぐ駅だから、それまでがんばれ、はや坊。
はや坊は、きっと必死にガマンしたのだろう。
「あおーーーーう」と、大きな声を出しながら、パタパタした。
何回も、おばちゃんの肩をゆさぶってきた。
しかし、とうとう背中をまるくしてしまった。
まにあわなかった。
しかし、えらかったのは、箱型になっているクッションの内側にしたこと。
はや坊は、必死にガマンした・・・。
おんちゃんが悪かったな。
こんどは、もっと余裕をもってつれていくからな、はや坊。
どんどはらい。
――あとがき
駅までは、あと5分くらいだったのですが・・・。
いい天気だったので、車の「犬用シート」を庭で洗いました。
クッションは捨てました。
それもこれも、なんだか楽しく思える朝でした。